相続の節税は、生前に行うことが最も効果的と考えられます。     対策をしていなかったとしても、相続発生後の分割方法等により節税は可能ですが、策は限られてくることは否めません。

事前に遺言書を作成しておくことで、後の遺産分割での揉め事を回避することも可能になります。

ご自身でも作成はできますが、節税を考えた分割内容、遺留分の侵害がないか、仮に遺留分の侵害がある場合は事前に遺留分放棄の手続きをしておくなど、専門家に任せた方が無難かと思います。

相続問題に目の前にして、「何をしていいか分からない」「誰に相談していいか分からない」などありましたら、当事務所までお気軽にご相談下さい。

資産をたくさん持っていても、現預金の割合が少ないと、不動産や株などを売却して納税資金を確保する必要がでてくる場合があります。　例えば、時価などが一時的に下がっていて、もう少し待てば上がる予測の資産があった場合、納税資金の必要性からやむを得ず時価の低い時に売却しなくてはならないケースが考えられます。

また、保険などを利用して、納税資金を確保しておくことも重要となります。

争いの方の相続（争族）は、意外と遺産の額の大小にかかわらず起こってしまうようです。

遺産争族という言葉を聞くと、ごく一部の資産家の限られた話で、一般的な家庭には関係ないと思われがちですが、どのような家庭にも起こる可能性はあります。

むしろ、分ける遺産の多い資産家よりも、限られた遺産の中で相続分を決めなければならない家庭のほうがトラブルになりがちなようです。

相続トラブルは富豪層ではなく、一般的な家庭にこそ起こり得るものだと考えさせられるデータも出ています。　例えば、家庭裁判所の調停件数が多いのは、遺産の価額が5000万円以下のケースが多く、８割弱を占める年もあるようです。　

また、相続税対策は、お客様の状況等によって異なりますので、お客様に合った最適な相続税対策を提案して、相続前～相続発生後までサポートしてもらえるパートナーを探すことが、（専門家に報酬等を支払ったとしても）結果的に特になるケースがよくあります。